「高く跳ぶ力はこうして伸ばす!跳躍力を効率よく鍛える3つのポイント」

運動能力を伸ばす

はじめに

「ジャンプ力を伸ばしたい!」と思ってたくさん跳んでるのに、思ったほど高くならない…。
そんな子に向けて、科学的に効果が証明された方法を、分かりやすく紹介します!

■ジャンプ力を伸ばすには“筋力”だけでは不十分


• ただ筋トレをするだけでは跳べるようにならない
• 跳躍力=力(筋力)× 速さ(スピード)+タイミングと感覚
• 大切なのは「どう動くか」

■効果的な3つのトレーニング方法

▫️1. プライオメトリックトレーニング(ジャンプ系)
• 地面を強く押す力と反応の速さを鍛える
• 例:ジャンプスクワット、デプスジャンプ、バウンディング

📌 研究でもジャンプ力が平均8%向上(Markovic 2007)

▫️2. エキセントリック(伸ばされながらの力)トレーニング
• ジャンプの“着地”を上手にすると“跳ぶ力”も強くなる
• 例:着地コントロール練習、ネガティブスクワット

📌 着地動作のコントロールが向上 → ケガ予防にも有効

▫️3. 軽い重りでのジャンプ(レジスティッドジャンプ)
• 少しだけ重りを持つことで“瞬発力”がさらに引き出される
• 最も効果が高いのは「自分の体重の10〜30%の負荷」

📌 Cormie et al.「少しの重りでジャンプ力・筋出力が最大化」

■ 子どもにとっての“正しい跳び方”とは?


• 骨や関節に負担がかかるトレーニングはNG
• まずは正しいフォームとリズムを身につけることが大切
• “地面からの反力”を感じる動きづくりが効果的

無理な姿勢や、いきなり高負荷の跳び方をすると大きなけがの原因になります!!

まずは自分のペースで正しい跳び方を身に着けていきましょう!

■練習に取り入れるならどうする?


• 週に2〜3回、数分でもOK
• 練習の最初に“動きづくり”として短時間だけでも継続
• 例:
 ・ジャンプスクワット×10回
 ・デプスジャンプ×5回(台の高さは20〜30cmでOK)

まとめ


• 跳躍力は「筋力・スピード・タイミング」の掛け算!
• 効率的に伸ばすには、プライオ・着地・重りジャンプが効果的
• ただ跳ぶだけでなく、“どう跳ぶか”を意識してトレーニングをしましょう!

のびのび

陸上競技の指導に21年携わる現役指導者。理学療法士。選手時代短距離で東海大会出場。怪我に悩む子ども達を支えたい思いから、身体の仕組みを深く学び続けています。「運動の楽しさ」と「自分の可能性」に気づいてもらいたい・・・そんな願いを込めて、保護者と子どもたち双方に役立つ運動・発達情報を発信中です。

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